鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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家宝のお守り刀として~思い出をかたちに~ 

家宝のお守り刀として、先日脇差を納めさせていただきました。

数年前、東京で新作名刀展の展示をご覧になられ、ご連絡を頂いたのが始まりでした。
何度もお話をしている中で、今は亡きお父様が、
蝋燭の炎に刀をかざしながら鑑賞されていた姿を鮮明に憶えておられ、そこから思い出が広がっていきました。
その刀は細川正義の寸延び短刀(平脇差)でした。
重ねは厚く、幅の広い、力強い豪壮な刀だったそうです。
珍しい刀だと思います。

作州津山藩工であり、作陽幕下士細川正義などと銘切りされた作などがあります。
今の岡山県津山市は私の鍛刀場から意外と近く、正義は新々刀では上手な刀工ですので
今まで関心をもって刀剣書などを読んできましたので、今回の製作にあたりご縁を感じました。

イメージに近い原寸大の押し型を探し、思い出のイメージに一番近い姿、形、刃文を見つけ、
イメージが出来てから製作に取り掛かりました。
画像では分かりませんが、元重ねは三分有ります。
力強い造り込みに、逆丁子を焼きました。
沸た刃文と地沸が力強く、覇気がある作風になりました。

茎(なかご)に刻んだ昭和八十九年は、ご依頼主様からの希望で切らせていただきました。
お父様との思い出や、歩まれた人生の思い出の詰まった昭和の時代を大切にされたいとの思いからです。


shouwa89.jpg


ご依頼主様の大切な思い出をかたちにするお手伝いが出来た事を光栄に思います。
そして、刀を通してご依頼主様との出逢いにも心より感謝します。

長さ: 37.8 cm
反り: 0.4 cm

研ぎ:小宮光敏氏
鞘:森井敦夫氏
ハバキ:中田晃司氏
撮影:Kei NAKAMURA, Spare Time Studio

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