鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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トークイベント at Miraikan 

事後報告になりますが、4月29日(水)、日本科学未来館にて船大工 佐野末四郎さんと対談させていただきました。
私が上京した数日前にオバマ大統領がお越しになった事もあり、あまりの人の多さに驚きました。

talk event at Miraikan1

日本科学未来館の1階でトークイベントを行いました。
設備も充実しており、自分では会場やお越し下さった皆様をイメージして、トークイベントに備えたつもりですが、やはりその場の雰囲気に緊張しました。

talk event at Miraikan2

茂木貞純先生の「式年遷宮にみる日本のものづくり」のお話です。
伊勢神宮の式年遷宮については、昨年大変話題になりました。
しかし、それまでの間どのように多くの職人がかかわり、20年と言う長い歳月をかけ、どのように次の20年に技術を継承していくのか、またその意義について大変勉強になりました。

talk event at Miraikan3

そしていよいよ佐野さんと私のトークイベントです。
まずは、それぞれに自分の仕事について10分程度ですが、自己紹介も兼ねて説明しました。
佐野さんは、講演に慣れていらっしゃり、大変説明上手で、益々緊張しながら待ちます。

talk event at Miraikan4

私は、一振の刀ができるまでの工程を、日刀保たたらで作られる玉鋼の紹介からしていきました。
多くの方に理解いただくよう、「できるだけ分かり易く」を心がけ話しました。

talk event at Miraikan5

次に、お互いの仕事道具を紹介しました。
佐野さんは、船を4年かけて製作されます。もちろんすべて手作業です。
道具の一つに、のこぎりがありました。そののこぎりが兵庫県の三木市の鍛冶屋さんから購入し、長年愛用されているものだと知り、大変嬉しく思いました。



talk event at Miraikan6


そして、私が使う道具の説明に入りました。
皆様がご存じの通り、刀鍛冶はすべての道具を修行中、自分で作ります。
私にとっては、ごく当たり前の事ですが、会場の皆様が驚いて下さったので、ブログでも道具の説明を今後していっても良いなと思いました。

最後は、「これからのモノづくりについてメッセージをお願いします」でお互いのものづくりへの想いを述べました。

佐野さんは、船大工です。
しかし、船は大きいですから、会場へ持ち込み皆さんに見ていただく機会がなかなかありません。
そのため、日本の木工技術の素晴らしさを日本だけでなく世界にアピールするため、マホガニーバイクを製作されました。
このバイクには、日本の和船の製造技術が生かされています。
「船もバイクも、人が乗る限り命がかかっている。だからこそ、その命を守るために私も命をかけて仕事をしている。」とおっしゃった言葉が心に響きました。
佐野さんは、写真でもおわかりいただけるかと思いますが、大変お洒落でダンディーな方です。

しかし、佐野さんの手。
前日、いやその日の朝まで仕事をしていらっしゃった事がうかがえる手です。
手は大きくごつごつし、切り傷がありました。
私の仕事の様に、避ける事の出来ないやけどと同じです。(失敗したからと言うものではありませんので、くれぐれも誤解しないで下さい。)
本物だと私が確信する瞬間です。
そう言う職人の方と会う時、私はいつも嬉しくなるのです。

一方、私はと言うと、コンクールも終わり、仕上げ仕事が多い日が続いていましたので、この日はきれいな手をしていました。そんな自分が恥ずかしくなりました。

こうして、無事トークイベントが終了しました。
その後の打ち上げでも、お世話になった未来館の方々や茂木先生、佐野さん達と大変楽しい時間を過ごさせていただきました。
素晴らしい出会いに心から感謝します。

ありがとうございました。





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