鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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平成24年新作名刀展出品刀 

事後報告になりますが、4月の頭に出品等刀が研ぎ上がりました。
研ぎ師の井上聡さんが研ぎ上がった刀を持って来てくれました。
いつもの事ですが、家族と井上さんの前でとてつもない緊張の中、刀身を抜きました。

the competition sword of 2012_a


思っていた通りの覇気のある重花丁子が目に飛び込んできました。
地鉄は一点の緩みも無く、元から先まで時間をかけて観ました。
刀の出来に正直安心しました。


the competition sword of 2012_b


研ぎ師・井上聡氏、白銀師・中田晃司氏、鞘師・森井敦央氏です。
皆に最高の仕事をして頂き出品刀が完成しました。


the competition sword of 2012_c


太刀銘

表 播磨國住人 高見國一作之
裏 平成壬辰年 春山如笑


the competition sword of 2012_d


郭煕(かくき)の「山水訓」

春山淡冶而如笑
夏山蒼翠而如滴
秋山明浄而如粧
冬山惨淡而如睡

春山淡治にして笑うが如く
夏山蒼翠にして滴るが如く
秋山明浄にして粧うが如く
冬山惨淡にして眠るが如し

冬の眠りからさめた木々たちがいっせいに芽吹き、春色に染まった春山が笑っているような穏やかな年になるよう想いを込めて銘を切りました。

茎もよい感じにまとまったと思います。
長い冬を越えて、やっと一振が仕上がりました。



ONの日  :  trackback 0   :  comment 6  : 

コメント

 結構、締め切りギリギリで仕上がって来るのですね。
2012.05.09 Wed 12:25 : URL : toaru #- : 編集 :

Re: タイトルなし

toaru 様

そうですね。
毎年コンクールの締め切り日から、研ぎ、鞘、ハバキに要する日にちを逆算します。
私は諦める事が出来ずギリギリまで粘ってしまいました。
ハバキ、鞘は日にちが読めますが、研ぎ師の井上さんにはいつも無理を言っています。
毎年のように締め切りギリギリになってしまいます。
今年こそは、少し早めに出品刀が出来るように頑張ります!

2012.05.24 Thu 00:01 : URL : 國一 #- : 編集 :

突然のコメント失礼します。
サイトを見ていてすごい丁子刃が見えて「うわぁぁぁ」と思わず声が出てしまいました。
素晴らしい作品ですね。
別物ですが金属に関わる仕事をしているので
思わずコメントを入れてしまいました。
ぶしつけですがお許しください。
2012.05.31 Thu 21:02 : URL : umasoh #- : 編集 :

Re: タイトルなし

umasoh様

嬉しいコメントありがとうございます。
私の丁字刃を見て、何かを感じて頂けたことがとっても嬉しいです。
umasoh様も金属に関わるお仕事をされているのですね、共通点が多々あると思います。
又、疑問などもあればご質問下さい。
もっと上手くなれるように頑張ります!

2012.06.15 Fri 18:46 : URL : 國一 #- : 編集 :

はじめましてポコマムと申します。

刀のことは全然わかりませんが、東京国立博物館に行ったおりには
いつも「きれいだなあ」と思いながら帰宅します。
研ぎ澄まされた刃をみていると吸い込まれるようです。
まったく知識がありませんが、
少しづつ刀剣の知識をつけたいと思っています。

今回はumasohさんのコメントを拝見して
「丁字刃」なる言葉とその意味を知りました。

これからもお邪魔させてもらいます。
2012.06.17 Sun 09:36 : URL : ポコmom #Ic.ZkQK6 : 編集 :

Re: タイトルなし

ポコマム様

コメントありがとうございます。
刀をご覧になって「きれいだなぁ」と感じて下さる事が、私には一番嬉しい言葉です。
東京国立博物館には素晴らしい刀が数多くありますね。
私達現代刀工は、古刀にどれだけ迫れるか、そしてその上でいかに自分らしさも表現できるかが大きな課題です。
日々研究に励み、生涯でこれだと言う作品を生み出したいですね。
頑張ります。

日々の忙しさを理由に、ブログの更新のペースが落ちていますが、出来る限りどんどん更新していきます。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

2012.07.04 Wed 16:03 : URL : 國一 #- : 編集 :

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