鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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短刀拵え 

黒漆塗家紋蒔絵合口短刀拵(くろうるしぬりかもんまきえあいくちたんとうごしらえ)
が完成しました。

Tanto_koshirae1_20120227233013.jpg

鞘の漆は黒呂色塗りで、家紋も同色で蒔絵されています。
ご依頼主様の家紋である『丸に違い鷹の羽』紋です。
表に3個、裏に2個の紋が施されています。
とても品がある仕上がりになりました。

Tanto_koshirae2_20120227233012.jpg

柄は良質な鮫皮を使い出鮫となります。
全体に粒が大きく、親粒の周りの粒が並び白鮫文になって揃っており非常に綺麗です。
着せのレベルも高く、色もとても良いです。

Tanto_koshirae3_20120227233012.jpg

目貫は古作で、赤銅地、猪の図。
赤銅の色は良く、目に金の象眼。

猪は、毛並み、足や爪、顔や牙など、細部に至るまで毛彫りが施され、落ち着きと品があります。
今回、拵製作にあたりご依頼主様の干支に合わせ、猪の図を探しました。
時間は掛かりましたが、納得出来る目貫と出会う事が出来ました。

Tanto_koshirae4_20120227233011.jpg

目釘ですが、片打ち目釘として指し裏から打ってあります。
普通目釘は表から裏に柄を貫通させて打ちますが、この柄は裏から目釘を指し、
表には目釘は貫通しておりません。
(表の柄下地までは穴が通っていますが、鮫皮の下で止まっています。)

Tanto_koshirae5_20120227233011.jpg

短刀については、左行弘の短刀を念頭に作刀しました。
刃文は小のたれに互の目、足、葉入り地鉄も刃も冴え、晴れています。
研ぎ上がった短刀の地肌は板目に杢目も混じり、地景もよく入り、美しい肌でした。

Tanto_hamon pettern

地鉄の研究を進めてきましたが、このような地肌の地鉄に、イメージ通りの焼き刃が確りと焼けた事が一番の収穫です。
失敗も重ねましたが、研究の成果が現れたと言って良いと思います。
この仕事が太刀や刀にも生かせる様に挑戦して行きます。

そして、私の刀身が引き立つよう素晴らしい拵えを製作下さった久保さん、小山さんに心より感謝します。
それぞれの職方の高い技術が合わさったにもかかわらず、互いに過ぎたるもののない見事な調和が、まさにプロフェッショナルのなせる技だと改めて感じました。

拵下地、鮫皮鮫着:久保純一氏
漆芸:小山光秀氏



タグ: 守り刀  短刀  拵え製作  お守り刀 
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コメント

同じ家紋

素敵な短刀に仕上がりましたね。
鞘の家紋は丸に違い鷹羽なんと我が家の家紋と同じなんです。
武家の家紋だそうですし何か親近感を持ってしまいました。
2012.02.28 Tue 20:05 : URL : ひろし #lMBqkpAs : 編集 :

Re: 同じ家紋

ひろし様

凄い偶然ですね、同じ家紋でしたか!
家紋や名字が同じ時には確かに親近感を持ってしまいますよね。
特に家紋は、どこかで繋がりがあるかもわかりませんね。
丸に違い鷹羽は武家の家紋なんですね、素敵な家紋でした。

2012.03.22 Thu 23:33 : URL : 國一 #- : 編集 :

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