鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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東京イロイロ 

カメラを持っていかなかったので、東京での写真は一枚もありませんが・・・。
授賞式前日、朝5時の始発電車に乗り東京に向かいました。
日本美術刀剣保存協会講堂に於いて、午前10時から12時までの間
入賞作品を手に持ち鑑賞出来る勉強会が毎年開催されているからです。

新宿駅に着くと、研ぎ師の井上聡さんから電話がありました。
もう協会で鑑賞を始めているとの事でした。
今回、私の出品刀と他の入賞作品を実際に手に持って観る為に、
わざわざ神戸から新幹線に乗って観に来てくれました。
刀に対する情熱と熱い思いを持った井上さんにはいつも刺激され、心より感謝しています。
私は、もっともっと上手く成らなければなりません。
研究熱心な職人達が、勉強会に沢山出席していました。
このような会に顔を出すと、やはり気合が入ります。

そして、授賞式の午後からは案内状を頂いていましたので、日本橋高島屋で開催されている月山一門展に弟弟子の石田君と小宮君とでお伺いしました。
素敵なギャラリーでの展示は、時間を掛けてゆっくりと楽しませて頂きました。

刀剣協会と刀文協の授賞式に出席し懐かしい顔ぶれにも沢山会いました。
こちらが二つのコンクールの作品集です。

exhibition book for 2 competitions

東京滞在中はお蔭様で多くの方に声を掛けて頂き忙しい日々を送ることが出来ました。

唯一、一日だけ滞在中に半日時間がありましたので、「写楽展」を観る為に東京国立博物館に足を運びました。
上野は懐かしく、東京藝大に行って以来になります。
来館者は多かったですが、流れに乗り確りと見る事が出来ました。
その後、常設展示を見て上野を後にしました。

Sharaku exhibiton

地下鉄の地図を見ると、大江戸線で六本木が載っていたので、六本木に向かいました。
昨年、「とらや」さんより受賞のお祝いを頂きました。
その中に、「千里の風」と言う羊羹が入っており、妻が絶賛していましたので、今年はお土産に買って帰ろうと決めていました。

赤坂に、とらやの本店があり、「千里の風」は本店でしか手に入りませんので、初めて本店に行く事にしました。
途中、道に迷い、何度もお巡りさんに道を尋ねました。
六本木から赤坂4丁目まで歩きましたが、かなりの距離でした。
無事に「千里の風」を買い、帰り道を教えて頂きました。
坂を下った所に赤坂見附の駅があり、東京メトロで新宿まで無事に帰る事が出来ました。

Toraya_Yohkan_souvenir for my family

本部鑑定会にも出席しました。

私の結果は

1号刀  中河内      当たり
2号刀  来国俊      同然
3号刀  大和守安定    能
4号刀  総宗       同然
5号刀  助広       当たり

65点でした。
井上聡さんは一回目の入札で4本当たりの一本同然の90点でした。
さすがです!
こんな研ぎ師さんに自分の作品を研いでもらっていると思うと嬉しくなります。心強いです。
今度、鑑定会で会ったときには(いや、今度こそ!)井上さんに勝ちたいです。


>>>>>以下からは、後日書き足しましたので、上記と重複している内容が多々あるかと思いますが、お許し下さい。

平成23年新作名刀展授賞式では、村山弘義会長を前に、
最高賞にあたる「日本美術刀剣保存協会会長賞」を受賞されました松葉國正刀匠が答辞を読まれました。
大きな賞状とトロフィーはとても羨ましく、来年こそはこの手に掴みたいと思いました。

今回、新作名刀展出品刀のご依頼主様が、私の刀をご覧下さるために、わざわざ上京して下さいました。
新宿駅で待ち合わせをし、刀剣博物館で私の刀をメインに全ての作品を説明しながら鑑賞しました。

お昼前に市ヶ谷で、研ぎ師 井上さんと、藤代興里先生の弟子の苅田君、小宮君と合流し、ご依頼主様に昼食をご馳走になり、第2回「新作日本刀・刀職技術展覧会」授賞式に向かいました。
授賞式はホテルオークラで執り行われました。

刀だけでなく、研ぎ、鞘、ハバキなどのコンクールも同時に開催されましたので、多くの職方と出会うことが出来、又、懐かしい方とも再会出来ました。
私は今回初めてこちらのコンクールに出品しました。
金賞を受賞し、嬉しく思います。

柳井俊二会長は海外出張の為欠席でしたが、奥様が代わりにご出席されていました。
答辞は、最高賞「経済産業大臣賞」を受賞された、川晶平刀匠が読まれました。
こちらのコンクールは、若手の頑張りが目に付きました。

授賞式の後、大倉集古館に展示されている作品をご依頼主様と一緒に観て回りました。
受賞作品だけの展示となっていましたので、ゆっくりと観れましたが、入選の方が少し気の毒だとも思いました。
入選でも授賞式に出席して、辛い思いを噛み締めるぐらいではないと駄目では無いかと私は思います。
そんな中、数人出席している出品者達がいました。
いつか、這い上がって来ると私は信じます。

どちらのコンクールの授賞式も良い式典でした。

上京中、小道具の松永先生宅にお邪魔させて頂きました。
素晴らしい名品を、先生と二人だけでゆっくりと鑑賞させて頂きました。
沢山質問も出来、惜しげもなく鑑賞の仕方などご教示下さいました。

私は、刀以外では小道具に大いに関心があります。
この小さな小宇宙の中で、人間技を越えた名人の手よる仕事。
息を殺し、拡大鏡で覗き、作者の気持ちが少しでも分からないかと想像してみる。
あっと言う間に時だけ過ぎてしまいました。
又、上京が決まれ何時でも来る様にと嬉しい言葉を頂きました。

最後にお酒をいただきながら、肥後、赤坂の話も出ました。
次回、何の勉強をさせて頂けるのかとても楽しみですが、あと3度位続けて同じ作品を観たいとも思います。
先生のお住まいが近かったらいいのになと思いました。
作刀に打ち込みながら、感性を養い、勉強します。
素晴らしい時間でした。出会いに感謝です。

上京する前は、時間を持て余すのではないかと思っていましたが、逆に時間が足りないくらい盛りだくさんの日々を過ごしました。

価値ある8日間でした。


Toraya_Yohkan1.jpg


妻のために汗だくになりながら、歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて、手にした「千里の風」。
「やっぱり美味しいわね~。」と満足そうに食べている妻。こう言う見えない私の愛情を感じて欲しいのですが・・・。
日々常々、「私も、妻に感謝!なんて言われてみたいわね。」と言われますが、上手く言葉に出来ません。
これが、私達夫婦のスタイルです。



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