鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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自分との戦い 

焼き入れが続きます。
焼き入れ後には、刀身の表面の土のハゼ方などを確認し、
いつもドキドキしながら研ぎ台に座ります。
今回も、焼き入れで刀身を水に入れて冷却する間に数回、焼き入れ後、
アイ取りをしている時に私に止めを刺すかのように一度、悪魔の囁きが聞えました。

polishing quenched blade

とても悔しいですが、経験と勉強の為に全身を研ぎます。
表裏、大変良い焼きが入っています。
割れて無かったらな!
ちょっと凹みます。

after quenching process2

駄目だと判っていても少しの間眺めてしまいます。
どこが割れたのか、確認作業に入ります。

after quenching process3

角度を変えながら眺め、割れを探していきます。
表裏、時間を掛けて確認していきます。

crack1.jpg

割れやすい帽子には割れはありませんでしたが、
横手、物打ちには割れを確認出来ました。
かなり強いストレスが溜まって耐え切れなかったのでしょう。

crack2.jpg

大小関係なく、11箇所も割れていました。
マジックで点を書いて行きました。

crack3.jpg

裏側の横手と物内の割れです。
刃先に対して垂直に割れ、途中から右側に割れが進んでいます。
このような割れは粒界破面になっていると思います。
凄まじいストレスが溜まったのだと思います。
運が悪いとしか言えませんが、現実と向き合いかなり凹みます。

bad example of hamon1

気持ちを切り替え、焼き入れは続きます。
今回は、焼き入れ温度が低かったようで失敗です。
焼き入れ温度が低いとイメージした焼きの高さまで焼きが上がりません。
ですから、足土とか葉に置いた土に邪魔されてこずんだ刃文になってしまいます。
自然といえば自然なのですが、その中でも良し悪しをしっかりと見極めなければなりません。

bad example of hamon2

丁子の刃文の中に、私達は俗に「目玉」とゆう堅い所が出来る事も有ります。
これも2,3個なら許せるのですが、2個続くとしんどいので失敗になります。
人間、どうしても甘くなりえがちすが、何処まで我慢できるかが勝負です。
焼き戻しをして、頑張って焼き入れします。

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