鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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この一ヶ月間を振り返って 

昨年から新年にかけて7振りの太刀を火造りまで進めました。
生仕上げをし、荒い砥石を使い白くして行きます。
流石に7振りも有りましたので、白くするまでに数日を要してしまいました。

before quenching process1

備前伝の重花丁子や、複雑な刃文を焼く時には下地の肉置きが非常に重要になってきます。
元から先まで、細心の注意を払い、白くしていきます。
刃の厚みも重要です。

clay for the quenching process1

焼き入れモードに突入している時に、焼き刃土が足らなくなると気分が悪いので先に作る事にしました。
数時間は擂りますが、細かくなれば良いと言うものでは有りません。
言葉では上手く言えませんが、自分の中ではこれ位が良いと思う所があり、そこで完成です。
こちらは引き土です。

clay for the quenching process2

こちらは足土になります。
こちらは時間の許す限り擂って細かくします。
荒いより、細かい方が私は使いやすいです。

waiting for the quenching process2

そして、焼き入れモードに突入です。
始めの1振り目なので、あまり細かい事は考えないで、思い切って土置きをしました。
刀身を乾かしながら、段々と気が引き締まって行く思いがします。

落ち着いて焼き入れに入りました。
慌てないで刀身の色(温度)を見極め、元から先までの色を揃えて行きます。
焼き入れ温度に達したら焼き舟の上まで刀身を運びました。
一呼吸置いてから一気に水の中に刀身を入れました。

roughly polish after the quenching process

刀身が冷え切った所で、悪魔の囁きが一度「パチッ」と聞えました。
焼き柄が鳴ったんだと言い聞かせながら、仕上げ場に上がり刀身を研いで行きました。
土の焼け方、ハデ方は良い感じでした。
私はいつも切先から研いで見て行きます。
帽子の返りや、形が良いと期待出来るからかも知れません。

after quenching process1

高低が有り、足、葉もよく効き、全体に良く焼け、気持ちの良い出来でした。
焼き入れ時の音が気になり元から切先まで確認して行きます。

hairline.jpg

やっぱり一ヶ所割れていました。
それも切先ではなく、刀身のちょうど真ん中辺りです。
黒い点は、マジックで割れが分かる様に点をつけています。
本当に残念です。
紙一重ですが、割れずに耐えて欲しかったです。
ONの日  :  trackback 0   :  comment 4  : 

コメント

 それまでの長い工程を経て居るのに、焼き入れの一瞬で駄目に成る時が有ると言うのは、とても難しい作業なのですね。
 
2011.02.19 Sat 02:17 : URL : toaru #- : 編集 :

1振りの刀を世に出すまでの苦労が伝わってきます…。
鉄が生き物のように感じます。

次は上手くいきますように(-人-)。
2011.02.19 Sat 14:24 : URL : たか #3djUSkcw : 編集 :

Re: タイトルなし

toaru様

コメントありがとうございます。
焼き入れはとても作り甲斐のある好きな作業です。
しかし、何日も掛けた仕事を一瞬で無にしてしまうこともあります。
8割ほどの力でまとめる事は簡単ですが、いつも勝負をかけてしまいます。
失敗と成功は紙一重になりますが、成功した時の喜びは格別です。
しかし、失敗する事の方が多いのが現実です。
さらにレベルを上げて、成功率を高めるのが今の課題です。

2011.02.27 Sun 21:37 : URL : 國一 #- : 編集 :

Re: タイトルなし

たか様

返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
毎年の事ですが、今年ももがき苦しみました。
努力は裏切らないと信じて頑張ります。


2011.02.27 Sun 22:10 : URL : 國一 #- : 編集 :

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