鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

10 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 12

プロフィール

カレンダー

カテゴリー

最近の記事

最新コメント

アーカイブ

全記事表示リンク

リンク

RSS

検索

平成二十二年 新作名刀展の授賞式を終えて 

東京都渋谷区代々木にある、刀剣博物館(財団法人日本美術刀剣保存協会内)にて開催された
平成二十二年 新作名刀展の授賞式に出席しました。

NBTHK musuem

刀剣博物館に着くと、サプライズが待っていました。
協会の方が、私の作品を看板に使って下さっていました。
特賞の一席を受賞した喜びが再び込み上げました。
自分の作品を客観的に観て、力強く華のある作品だと自信も持てました。

協会の入り口の看板と二階に上がる踊り場にある看板は私の刀です。
何人の方に気づいていただけるでしょうか。楽しみです。

panel designed from my sword

授賞式では、受賞者を代表し答辞を読みました。

私が、まだ入選で苦しんでいた頃、授賞式に出席するたび、一席を受賞され、
堂々と答辞を読まれる先輩方の刀匠が大変眩しく見えました。
そして、結婚した年、私は初めて優秀賞を受賞しました。

優秀賞を受賞後も、努力賞が続き、特賞の作品と自分の作品は何が違うのか、苦しんだ時もありました。
しかし、探究心を持ち、諦めず、誰よりも仕事をした、そうはっきりと言えます。
そして、あれから8年。やっと今年、私が目標にしていた場所に辿り着きました。

この名誉ある賞に恥じぬよう、初心を忘れず、人の心を魅了する作品を作って行きたいと強く思っています。
「十年後、十年前と同じ様な作品を作っているようでは駄目だぞ!」と
親方に言われた言葉を胸に、私は絶対に立ち止まりません。


awarding ceremony_a

今回、14年ぶりに「正宗賞」が出ました。
受賞されたのは、宮入法廣刀匠です。
長い伝統と歴史の中で、今まで6名の方が受賞されました。

awarding ceremony_b

正宗の中心(なかご)の一部を模したレリーフです。
初めて見ましたが、伝統の重みがあります。

正宗賞」の受賞者のみが、このレリーフに自分の銘を切る事ができます。
歴代の方々の銘が刻まれています。
鳥肌が立ちました。


relief  of MASAMUNEs nakago

残ったスペースはあと少しです。

relief of MASAMUNEs nakago2

このレリーフを前に、いつかは自分もこの手で掴みたいと思いました。

in front of my sword



タグ: 刀剣博物館  新作名刀展  正宗賞  宮入法廣   

コメント

11日に刀剣博物館に行って拝見させて頂きました。
入口正面の目を引くところに飾られていたので、真っ先に近寄って見入りました。
少し離れた距離から見渡すと、館内の中でもひと際華やかで輝いて見えました。
看板にも気付きましたので、思わず写真を撮ってしまいました。

私の後に宮入さんの息子さんがいらして、正宗賞受賞作と一緒に嬉しそうに記念写真を撮っておられました。

受賞、本当におめでとうございます。
一門の石田さんと小宮さんの入選もおめでとうございます。
2010.06.13 Sun 16:25 : URL : たか #3djUSkcw : 編集 :

Re: タイトルなし

たか様

看板に気づいて頂けましたか。
恥ずかしいのですが、私は始め気づかなかったのですよ(笑)

私も展示室に飾ってある自分の作品を見た時に、良い刀だと思いました。
いつも、何処か気に入らない所が有るのですが、気になるような所もなく、
力強く、存在感を感じました。
宮入刀匠の息子さんが来られていたのですね、
自慢のお父さんですよね、とてもいい話をありがとうございました。

私も、今よりもさらに良い刀が作れるように一生懸命がんばりす。

2010.06.14 Mon 23:43 : URL : 國一 #- : 編集 :

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
→http://kuniichitakami.blog68.fc2.com/tb.php/171-e957eb88
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)