鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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刀の下地が終わりました 

研ぎ師の井上 聡さん(兵庫県西宮市在住)が、下地を終えた私の太刀を、わざわざ仕事場まで持ってきて下さいました。

井上さんは、若いですが、日本刀剣研磨コンクールにおいて、木屋賞(特賞の中で最高賞)を受賞し、日本一にも輝いた事のある研ぎ師です!

私は、修行中の時から、東京九段の藤代先生にお世話になっていました。
平成17年に藤代先生に研ぎをお願いしたところ、
「井上を独り立ちさせるから、これからは、二人で頑張りなさい!」と言われ、
電話番号を聞き、恐る恐る電話をかけた事が井上さんとの出会いのきっかけとなりました。

井上さんが独立後、初めて研がれたのが私の太刀(平成18年度「新作名刀展」出品作品)でした。
私も作風が目に見えて代わり、何かを掴んだと感じている時でもありました。
井上さんは、会う度に悩み苦しみながら研がれていました。

そして、ついに研ぎ上がり、緊張しながら、から刀身を抜いた瞬間に、嬉しさで心がいっぱいになった事は、今でもよく覚えています。

藤代一門では、当たり前の仕事だそうですが(井上さんはそう言われますが)、しっとりとした地金のこなし、地鉄、刃も内雲りが引き切ってあるので、研ぎ上がりの美しさ(井上さんの最上の仕事のこなし)に感動しました。
そして翌年、「新作名刀展」に井上さんが研いでくれた太刀を出品し、私は、初めての特賞を受賞しました。

井上さんは、私を三度特賞に導いてくれた勝利の神様なのです。

お互いに一番弟子で、話もよく合いますし、少しでも上手くなりたいと、常に切磋琢磨する姿勢も同じで、会うときはいつも、刀談義は尽きません。

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とても良い下地です!
横手や角、元から先までの肉置き線、全てがもう決まっています。
姿も樋先も良いです。
軽く内雲りが引いてあるので、元から先まで刃文が見えます。
匂い口の柔らかな良い重花丁子、丁子です。
美しいです。
丁子の頭が締まらずに、柔らかなのが良く、足、葉なども見えます。

下地を終えた太刀は、鞘師に回ります。が完成したら、又、研ぎ師に戻り、研ぎの仕上げが終われば完成と言う流れになります。

研ぎ上がりが楽しみです。

良い仕事を見ると、私も嬉しくなります。
自分も出来る!頑張ろう!と力をもらえるから。

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タグ: 研ぎ師  井上聡  研磨    鞘師 
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