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鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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「兵庫教育7月号」に掲載いただきました。 

月刊「兵庫教育」平成27年7月号(兵庫県教育委員会発行)に「随想-失敗からの学び」を執筆させていただきました。
6080字の字数で言うことで、文章を書くのが苦手な私にとって、なかなか大変でしたが、書き始めると入門から修行時代、独立そして2度の水害など17歳から42歳までの年月が思い出され、気付けば字数を越えていました。
カッコイイ訳でもなく、平易な言葉だらけで、こんなので良いのかと不安に思いながら、完成した文章を妻に見てもらうと、妻が涙を流して、「感動したわ。」と言ってくれました。
今までにないことです。(笑)

私は文章の中で、親方がいつも言っていた言葉をいくつか引用しています。
妻が、「あなたが入院して術後の経過が悪く、どうしても良い方向に考えられない時、すごく励まされたわ。」と言った言葉。

私が一度だけ、入門後ホームシックにかかった時の親方の言葉です。
「誰でもそんな時は必ずある。一週間辛抱できたんだから、もう一週間は我慢できるな。半年辛抱できたらもう半年辛抱できるな。これで一年や。一年辛抱できたらもう一年辛抱できるからこれで二年や!」

妻の心に響いたそうです。

親方も師匠の言葉をよく私たちに伝えます。そして私が、またこうして親方の言葉を伝え、大切な言葉も技術だけでなく受け継がれていくものなんだなと改めて感じました。

兵庫県教育委員会さんには、貴重な経験を与えていただき感謝しています。
後日、面識のない学校の先生方からも激励のメールをいただいたり、お電話をいただいたり、執筆して良かったと思いました。


Hyogo Kyoiku