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鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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正宗賞受賞記念「刀匠・河内國平展」のご案内 

正宗賞受賞記念「刀匠・河内國平展」が虎屋 京都ギャラリーにて開催されます。


leaflet_Kunihira Kawachi exhibition1


刀剣界の最高峰と言われる「正宗賞」を、今年の新作名刀展(公益財団法人 日本美術刀剣保存協会主催)にて私の師匠である河内國平が受賞しました。
映りの再現が評価されました。
そして、同時に長年の功績が認められ黄綬褒章を受章しました。

実験を重ね、成功の手応えを確信した日、夜中の3時に「高見君、やっと出来た!」とメールをもらったことを思い出しました。
親方の言葉、「出来る 出来る 出来る」は皆さん、親方の書などでご覧になった事がありますね。

そう、「出来る」のです。
弟子入りした年から20年以上経ち、親方は70歳を超えました。
しかし、作刀意欲は衰えることなく、情熱に満ち溢れています。

親方の生き方そのものを映す正宗賞受賞作品。
わびさびの美を感じていただけるでしょう。


exhibition_kunihira KAWACHI_1


新作名刀展の巡回は東日本に限られていましたので、この度関西でのお披露目は初めてとなります。
また、特別出品としまして、新島襄の愛刀も展示されます。


exhibition_kunihira KAWACHI_2


私は初日の午前中に伺う予定です。


kunihira KAWACHI_in front of his swarded sword_Masamune Syou


日は遡りますが、6月の授賞式の写真です。


relief of Masamune prize


正宗賞受賞者が自分で銘を入れるのです。
正宗のレリーフの裏には、正宗賞受賞者の名前が刻まれています。

前回の宮入法廣刀匠の受賞時に撮影させていただいた記事に、レリーフの裏の画像を掲載しています。↓
http://kuniichitakami.blog68.fc2.com/blog-entry-171.html

いつか私も正宗賞を掴む日が来る事信じて、頑張ります!

私の親方、河内國平は、いつも大きく三歩先をいく人です。
そして私は、親方の眩しい背中を何十年も見続け、追いかけ続けています。
早く追いつかなければいけません。

それが、親方への恩返しです。

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