お守り刀を納める No.1 ~喜寿のお祝いとして~
Posted on 2013.06.20 Thu 12:34:26 edit
以前のブログで少し触れましたが、鹿児島にお住まいのご依頼主様にお守り刀をお納めさせていただきました。
4月の事ですが、今日から紹介していきます。

ご依頼主様は、お父様の喜寿のお祝いとして何か特別な贈り物をと考えられていたところ、刀が厄除けのお守りになることを知られ、ご相談いただきました。
遠方でのお住まいでしたので、電話やメールを通してお話をお伺いしながら、寸延短刀(小脇差)を製作することになりました。
刃文は、寸延短刀なら逆丁子を焼かせていただきたいとお伝えしたところ、私の気持ちを尊重して下さいました。

研ぎ上がってきたばかりの寸延短刀です。
この度は、研ぎは森井鐵太郎さん、ハバキは中田晃司さん、鞘は森井敦央さん(鐵太郎と敦央はご兄弟です)にお願いしました。

刀の写真は、光の関係で大変難しいですが、今回は作品の持ち味が綺麗に写ってくれていましたので、とても見やすいと思います。

刃文はご依頼主様からお聞きしたお父様をイメージしながら、優しさの中に力強さや生命力を感じていただけるような匂い口の柔らかい逆丁子を焼きました。

地鉄は、刃中にも刃肌が現れ、鉄を鍛えた景色を楽しんでいただける仕上がりになっています。

ハバキは、喜寿のお祝いに相応しく最上級の金二重紗綾形ハバキをつけました。
後は、良い日を待ち銘切りです。
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4月の事ですが、今日から紹介していきます。

ご依頼主様は、お父様の喜寿のお祝いとして何か特別な贈り物をと考えられていたところ、刀が厄除けのお守りになることを知られ、ご相談いただきました。
遠方でのお住まいでしたので、電話やメールを通してお話をお伺いしながら、寸延短刀(小脇差)を製作することになりました。
刃文は、寸延短刀なら逆丁子を焼かせていただきたいとお伝えしたところ、私の気持ちを尊重して下さいました。

研ぎ上がってきたばかりの寸延短刀です。
この度は、研ぎは森井鐵太郎さん、ハバキは中田晃司さん、鞘は森井敦央さん(鐵太郎と敦央はご兄弟です)にお願いしました。

刀の写真は、光の関係で大変難しいですが、今回は作品の持ち味が綺麗に写ってくれていましたので、とても見やすいと思います。

刃文はご依頼主様からお聞きしたお父様をイメージしながら、優しさの中に力強さや生命力を感じていただけるような匂い口の柔らかい逆丁子を焼きました。

地鉄は、刃中にも刃肌が現れ、鉄を鍛えた景色を楽しんでいただける仕上がりになっています。

ハバキは、喜寿のお祝いに相応しく最上級の金二重紗綾形ハバキをつけました。
後は、良い日を待ち銘切りです。