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鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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ご報告とお礼 

兵庫県立考古博物館での「実演!卑弥呼の五尺刀を打つ」の実演は、多くの方々にお越しいただき無事終了しました。
本当に皆さまありがとうございました。

午前中は、時折大粒の雨が降り注ぎましたが、実演の始まる頃には、晴れ間も現れる程に天気は回復しました。
お越し下さった皆様の期待にお応えしたいと思う一門の強い思いが通じたのかも知れません。

鍛練は、火の色が見える夕刻時から始めました。
久しぶりの親方との鍛練は、懐かしい修行時代を思い出させてくれました。

静かに日が暮れていく中、炎と真っ赤な鉄が浮かび上がり、幻想的な世界に包まれました。
一時、また雨が降り出しましたが、その雨音までが槌音と調和し、これも特別な演出かと思わせるように時間が流れて行きました。

無駄のない所作。張り詰めた緊張感の中に、言葉を失うほどの美しさをも感じさせる。


これが、河内國平の創り出す世界です。


鍛練が終わる頃、空には美しい月が私達を照らしてくれていました。
最後までご覧下さった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。


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撮影:写真家 宮田昌彦

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