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鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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第2回「新作日本刀・刀職技術展覧会」の出品刀及び結果 

報告が遅くなりましたが、第2回「新作日本刀・刀職技術展覧会」の結果が届きました。
金賞二席でした。

昨年から、「平成23年新作名刀展」とこちらの展覧会の両展に出品すると決め、一年間打ち込んで来ました。
同時期に出品刀を二振作り上げるのは、至難の業でした。


sword for 2011 NBSK competition1

刀が研ぎ上がり鞘から貫いた瞬間、雰囲気が良く品のある作品に仕上がったと感じました。
特に地鉄が面白く、積んだ中にも大きな肌が見て取れ、それでいて地鉄に引っ張られることなく、匂い口の揃った重花丁子を焼けていることが、新鮮味を感じ、また新しい発見に繋がりました。


sword for 2011 NBSK competition2

銘は、新作名刀展と同様に、私のこの一年間の思いを込め
「雪中松柏」と切りました。


sword for 2011 NBSK competition3


近年の作品では、私にとってはやや短めの2尺5寸台で特賞を取ってきており、またそれに拘っていましたが、この度は、久々に2尺6寸を超える太刀を作りました。


sword for 2011 NBSK competition4


「平成23年新作名刀展」の結果が発表された際、悔しさで、私の作品のために尽力下さった職方の皆様へのお礼を申し上げておりませんでしたので、この場をお借りして、改めてお礼申し上げたいと思います。

まず、「平成23年新作名刀展」において「努力賞」を受賞いただいたのは、研ぎ師 井上聡さん、ハバキ師 中田晃司さん、そして鞘師の高山一之先生のお蔭です。
いつもの事ながら、良い仕事をしていただき心より感謝しております。

そして、第2回「新作日本刀・刀職技術展覧会」において、「金賞二席」を受賞いただきましたのは、研ぎ師 井上聡さん、ハバキ師 中田晃司さん、そして鞘師 森井敦央さんのお蔭です。
この度は、本当にありがとうございました。

両展に入賞することが出来ました事を、大変嬉しく思っております。
受賞式に出席し、他の出品者の方々の作品と私の作品を比べ、しっかりと勉強し、次の作品に生かしたいと思います。

今回の上京は、両展の授賞式に出席するため、滞在が長くなります。
つきましては、近々ブログにてお知らせいたしますが、皆様と作品を共に鑑賞しながら、色々なお話をさせていただくお時間をお取りしたいと思いますので、もしご希望がございましたら、メールもしくはお電話にてご連絡いただければ、日程の調整をしたいと思います。

皆様からのご連絡をお待ちしております。

タグ: 銘切り  研ぎ上がり  新作名刀展  新作日本刀・刀職技術展覧会