中心仕上げ
Posted on 2010.11.08 Mon 00:12:44 edit
中心鑢です。
全て手切りの鑢で、同じ物はありません。
私は、中心鑢は2種類の鑢を使って仕上げます。

私の鑢の角度は決まっているので、始めに鉛筆で目印の線を引きます。
目の整った鑢で左側より鑢を突いていきます。

左側が終わると次は右側です。
掻き流しの樋があるので、鑢掛けは難しいです。
せっかく磨いた樋の中を傷つけないように慎重に進めます。
下地の鑢掛けが終わりました。
これだけでも十分ですが、私はもう一手間かけます。

仕上げに荒い鑢を使い、ランダムに鑢を突いていきます。
綺麗に突きすぎると鑢目が揃ってしまい、二種類の鑢を使う意味が無くなってしまいます。
上の写真と比べて見て下さい。
違いが判ると思います。
手に取り実際に見ると、下地の鑢が残っている所、深い鑢目、切れた鑢目、玉など
色々な景色が見て取れます。
長い年月が過ぎ、中心に錆が付いた時でもこの違いが味となり現れます。

修行中、お茶の時間の時に、清麿の中心鑢の良さや、銘の切り方の上手さを親方からよく聞きました。
親方の中心も素晴らしく、私の見本です。
鑢が終わり、目釘穴をあけました。
太刀なので、刃マチから指四本の間隔の所に目釘穴があきます。
目釘穴は小さくならない様に、意識して大きくあける様に心がけています。
南紀重國を見本にしています。

中心仕上げが終わりました。
次は白銀師にお願いしハバキの製作です。
今からハバキが完成するのが楽しみです。
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全て手切りの鑢で、同じ物はありません。
私は、中心鑢は2種類の鑢を使って仕上げます。

私の鑢の角度は決まっているので、始めに鉛筆で目印の線を引きます。
目の整った鑢で左側より鑢を突いていきます。

左側が終わると次は右側です。
掻き流しの樋があるので、鑢掛けは難しいです。
せっかく磨いた樋の中を傷つけないように慎重に進めます。
下地の鑢掛けが終わりました。
これだけでも十分ですが、私はもう一手間かけます。

仕上げに荒い鑢を使い、ランダムに鑢を突いていきます。
綺麗に突きすぎると鑢目が揃ってしまい、二種類の鑢を使う意味が無くなってしまいます。
上の写真と比べて見て下さい。
違いが判ると思います。
手に取り実際に見ると、下地の鑢が残っている所、深い鑢目、切れた鑢目、玉など
色々な景色が見て取れます。
長い年月が過ぎ、中心に錆が付いた時でもこの違いが味となり現れます。

修行中、お茶の時間の時に、清麿の中心鑢の良さや、銘の切り方の上手さを親方からよく聞きました。
親方の中心も素晴らしく、私の見本です。
鑢が終わり、目釘穴をあけました。
太刀なので、刃マチから指四本の間隔の所に目釘穴があきます。
目釘穴は小さくならない様に、意識して大きくあける様に心がけています。
南紀重國を見本にしています。

中心仕上げが終わりました。
次は白銀師にお願いしハバキの製作です。
今からハバキが完成するのが楽しみです。
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