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鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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樋彫り完了 

鍛冶押しが終わりました。
刃の厚みを絹糸一本ぐらいまで研ぎます。
刃筋を通し、肉置き、鎬幅、重ねなどを全て決めて鍛冶押しの完成です。

kajioshi_a.jpg

鍛冶押しが完成すると次は、樋彫りに取り掛かります。
荒彫りから始まります。
絶対に外さないように最後まで樋センと言う道具で彫り進めます。

making a groove

荒彫りが終わると、樋の中を60番のペーパーを使い磨きます。
この時、鎬幅(元、中、先)に合った磨き棒を使います。
磨き終わったら、棟のチリの幅や樋の深さやムラを修正していきます。

sanding the groove with abrasive paper

修正が終わりました。
ペーパーの番数を上げ、前の番数の目を取りながら400番まで磨いていきます。
(8種類のペーパーを使います。)
そして、最後はラッピングで磨き完成です。
今回は、搔き流しの樋です。
曲がりを直し、仕上げの鍛冶押しをしました。

the groove completed

次の工程は中心仕上げなので、中心とマチ上3寸ぐらいまで砥石の目を取りながら
1000番ぐらいまで細かく研いでいきます。

polish MUNE with sandpaper

中心の棟と刃の方に、化粧鑢を掛けて綺麗になるように仕上げます。

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