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鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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小脇差し 

下地研ぎが終わり、鞘が出来ました。
いつもは研ぎ上がってから銘を切り登録を取るのですが、
段取りの都合で今回は先に銘を切りました。

keithtanto1.jpg


keithtanto2.jpg

もう、内雲りまで引いてありますので、刃文もよく見えます。
刃も冴え、地鉄もいい感じで出来ています。

keithtanto3.jpg

日本刀の世界には、中心千両と言う言葉があります。

私の親方が若い頃、薫山先生に刀を観てもらいに行った時の事です。
いつもは中心の先から切先まで時間をかけて観られるのですが、
その時は、中心を抜いてじっくり観た後に一つうなずかれて柄をもどされました。
「刀身も見て下さい。」と言うと、
「これだけ丁寧な良い中心の仕事をしているのだから、上を観なくても出来てるのはわかります。中心千両と言う言葉を知っているか。」と言われ、これからも頑張るように言われたそうです。
その精神を受け継ぎ、私は中心にも時間と思いを込め、
仕立て、鑢、銘ぶり、字配り、銘切りをしています。

keithtanto4.jpg

この銘は表裏とも、注文主と一緒に考えました。
銘を考えるのはとても楽しいし、上手く銘切り出来た時はとても嬉しいです。
結婚指輪を抜いたので、銘を切るキャンバスが小さく悩みましたが、
何とかまとめる事が出来ました。

タグ: 小脇差し  銘切り  Yukiko&Keith  守り刀  玉鋼指輪 
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