fc2ブログ

鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

09 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

プロフィール

カレンダー

カテゴリー

最近の記事

最新コメント

アーカイブ

全記事表示リンク

リンク

RSS

検索

大学生活を楽しんでいます 

工芸学科・金属工芸三年生の合評に参加させていただきました。
時計の製作でした。
生徒の皆さんのコンセプトや思い、アイデア、技術を目で見て聞くことが出来ました。
どの作品にも良い所があり感心しました。
しかし、先生からは厳しい質問や言葉があり、レベルの高い所を望まれているんだと思いました。
私も一緒に作りたかったです。

give a talk at my university1

合評の後、1時間ほど日本刀について話をさせていだきました。
金属工芸は、鍛金、鍛造、鋳造、彫金などを授業でしますので、大変関心を持って話を聞いてくれました。
今回は玉鋼のみ持参しましたので、機会があれば、実際に刀を皆さんに手に取って見て頂きたいですね。

give a talk at my university2

先生が、日本刀に理解と関心を持ってくださっているので、私も楽しい大学生活を送っています。
私の話が終わると、金属工芸学科恒例の「秋の収穫祭」の準備が始まりました。

pot luck party1

長谷川先生のローストビーフ作りが始まりました。
一人一品の持ち寄りなのですが、生徒達は料理がとっても上手です。
自家製ベーコンやスモークチーズ。チャーシュー、煮物など、恐るべし今の大学生です。

pot luck party2

焼き物係が手際よく色々な物を焼いていきます。
若い生徒さんに混じり、通教のおっさんが3名も混じってお手伝いしながら楽しみました。

pot luck party3

やっぱり生徒さん達は若いですね。パワーが漲っています。
個性も豊かです。女子の方が多いので、男子生徒頑張れ~。
先生も良い先生ばかりなので、とても楽しそうです。

pot luck party4

美味しい物を食べ、美味しいお酒を飲んで幸せだな♪
ギターを弾き始めると、熱唱がはじまりました。
弾き手も歌い手も上手いものです!
おっ!この歌は「THE BLUE HEARTS」
若いのに良い歌知ってるね~、芝生に寝転んで楽しく聞かせてもらいました。

大学  :  trackback 0   :  comment 1  : 

夏のスクーリングが終わりました 

長かった夏期スクーリングが終わりました。
8月は、20日間大学に通い、一日中授業でした。

最後のID(インダストリアルデザイン)演習では、プレゼンパネルや資料作成のためにコンピューター室での授業でした。
コンピューター室は最上階の教室にあり、入学後、初めてこのような見晴らしの良い教室での授業でした。
イラストレーターやフォトショップのソフトを使っての授業は、
とても難しかったですが、今後も勉強して少しでも使いたいです。
osaka university of arts
親方の所にも泊めて頂き、学校に通いました。
親方の所から大学までは、多武峰を越え談山神社を横目に明日香に入り、石舞台古墳が見えます。
香久山も見えます。
歴史の教科書に出てくる所を、当たり前のように見ながらの通学は何だか心が穏やかになりました。
親方と奥様との朝食や夕食は、学校での疲れを吹き飛ばしてくれる位、楽しい時間でした。
my teacher and me at Kunihira gallery
朝食後は親方のギャラリーで雑談です。
時間になると私は学校へ、親方は仕事場に向かいます。
吉野は朝夕とめっきり涼しくなり、朝方には寒いくらいでした。
Kunihira Kawachi, his apprentice and me
今、修行中の金田君も交えて三人で写真を撮りました。
金田君も体が鍛冶屋の体格になっていて、腕も太いです。
体もよく効くそうで、確りと修行をしているのが感じ取れました。
吉野に行くと親方との刀談義は本当に楽しく、刺激と力をもらいます。

行ってきます!」「ただいま帰ってきました!」と私は自然に言います。
親方、奥さんからも何時も「気をつけてな!」「おかえり!」と言って下さいます。
独立して13年。
変わらず親方は大きな存在であり私の師ですが、また息子のように可愛がって下さっています。
本当にありがたく、嬉しい事です。

大学  :  trackback 0   :  comment 2  : 

御無沙汰しています 

御無沙汰しております。
ブログも1ヶ月ぶりの更新です。

7月末から、大学のスクーリングがあり、ほとんど大学で過ごしています。
今日はつかの間のお盆休みで、娘と自由研究をしています。

大学2年になり、益々大学の勉強が忙しくなりました。
レポートの提出、スクーリングの繰り返しで、今年の夏は作刀はお預けです。

逸る気持ちをおさえ、今は学業に専念します。

スクーリングでは、実際様々な分野の作品を制作するのですが
大学の先生方には、「まだまだ硬い。」と言われています。
柔軟性のある発想で、作品を生み出していきたいなと思いますが
なかなか難しいものです。

今週末からは、インダストリアルデザインの勉強です。
照明を1作品作り、それを販売する為の市場調査、価格設定、コンセプト、制作、商品のプレゼン、ロゴとパッケージのデザインなど、必修科目の中で最も難しいと言われている授業に入ります。

家族や多くの方からの励ましの言葉が、何より私の励みになり、何とか頑張れています。

しばらくブログの更新は難しいかもしれませんが、少し落ち着きましたら、お知らせしたい事などありますので、また書きます。

まだまだ暑い日が続きますが、皆さんどうぞご自愛下さい。

私も頑張ります。


大学  :  trackback 0   :  comment 2  : 

今日までスクーリングでした 

先日、皆様へ大学入学のご報告をさせていだきましてから大変多くの方々に励ましのメールをいただきありがとうございました。
必ず、大学を卒業し学位を取得します。

金曜日から今日までスクーリングでした。
丸3日間、午前10時から午後5時まで。昼休みは1時間です。

上郡からですとかなりの距離がありますので、スクーリングの日は、基本的に妻の実家から通っています。
今回の教科は体育です。
これがかなりハードです。

金曜日:ソフトバレーボール
土曜日:バドミントン
日曜日:卓球

ここまでするかと言った過酷な単位です。
体力には自信があるので、運動して単位をもらえるならと思った安易な考えは通用しません。
体中が痛いです。

さて、10日には、東京で現代刀鑑賞会が開催されました。
第一回となる鑑賞会は、大変残念ですがスクーリングのため学業を優先し、上京できませんでした。
ご参加いただいた皆様には、楽しんでいただけた事と思います。

会場におりませんでしたので、存在感は薄いと思いますが、私の作品の感想などお聞かせいただけると嬉しく思います。

今後は、大学の授業の様子などもブログの記事にしていきたいと思います。
刀剣の世界とは全く違う分野ですが、興味深く読んでいただけるのではないでしょうか。

今日は、3日間の過酷な授業でかなり疲れていますので、ここまでにします。
自宅に帰ると、ほっとしました。

大学  :  trackback 0   :  comment 1  : 

大学生になりました 

大阪芸術大学 通信教育部に入学しました。


osaka university of arts1

18歳で親方に入門し、26歳で独立してから12年の歳月が流れました。
がむしゃらに刀に打ち込み、33歳で新作名刀展で念願の特賞を授賞しました。
娘も大きくなり、小学校に入学する頃に、妻から通信大学がある事を聞き、何か心に引っかかるものがありました。
そして、大阪芸術大学に通信教育部があり、さらに学部には、工芸学科金属工芸コースがあるのを知り、ますます心が揺らぎました。

学ぶとしたら今しかない。しかし、一方で作刀に向かう時間が減る不安。そして当然ながら学費の事。
様々な思いが頭を駆け巡りました。
そして、私の決断は、「今なら子供が小学生の内に大学を卒業出来る。大学で学ぼう。」でした。

刀の世界に入り20年間、刀の事だけ考え勉強してきました。
芸術と言う世界の中、他の芸術の基本を学ぶ事で、日本刀をもう一度見つめ直し、それは必ず自分自身の飛躍に繋がり将来の糧となると確信しました。

5月に正式に入学が決まり、7月からスクーリングが始まっています。
レポートの提出もあり8月はほぼ半月大学に通いました。
妻にも迷惑をこれから掛けますが、頑張れ!と快く背中を押してくれ、感謝です。
「30代だからこそ、新たに学べる何かが必ずあるはず」と妻は言います。

8月に入り、親方にも報告しました。
先日のスクーリングでは、少しでも学校までの距離が近いからと親方の所に泊めて頂き大学に通いました。
何より嬉しかったのは、親方が私の決断に賛成してくれた事です。
頑張るようにと温かい励ましの言葉をいただきました。

このブログで皆様に報告しようか悩みましたが、自分を追い込む意味でもやはり私のブログを日ごろ読んで下さる皆様へお伝えすることに決めました。

最近、めっきりブログの更新が滞っていたり、研修会や鑑賞会等参加していないのは何故かとお思いの方もいらっしゃったかと思います。

大学のスクーリングは(通信で学ぶ場合も、大学で実際授業を受け単位を取得する科目もあります。そのような単位は、たいていが必修科目です。)一日でも欠席すると単位を取得できないことから、どうしても学業を優先させる必要がありました。

これからの数年、皆様にご迷惑をおかけすることも多々あるかと思いますが、自分を信じて学業及び作刀に励んで行きたいと考えておりますので、どうぞ温かく見守っていただき、今後ともご理解いただけると幸いです。


                                              國一



大学  :  trackback 0   :  comment 6  :