鍛冶屋生活ONとOFF

-刀鍛冶のモダンライフを書き綴る-

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実演無事終わりました! 

兵庫県立歴史博物館での実演は、大変盛況のうちに終了しました!
とにかく楽しい一日で、充実感でいっぱいです!


The Hyogo Prefectural Museum of History


兵庫県立歴史博物館の敷地内からは姫路城を見る事ができます。
こちらのガラスに姫路城が映るよう設計されています。
晴れの日も、曇りの日も、雨の日も、そして春夏秋冬、修復時、様々な姿の姫路城を映し出して来たのでしょう。


trying to Meikiri


午前中は、まず銘切り体験から。
石田刀匠がデザインしてくれたプレートに、ご来場下さった方ご自身で銘切りしてもらうという体験型の銘切りです。
「お守りにする!」と言ってくれた女の子、「刀が大好きなので、鍛刀場に行ってもいいですか?」と言ってくれた男の子。
そして、大人の方々にも、銘切りの難しさを体験していただきました。


meikiri for children


小さなノートに、銘切りの前に皆さんが切りたい言葉を書いてもらったのですが、そのノートが実にいいのです。
お一人お一人との楽しい会話が浮かんできます。私の思い出の品になりました。
大切に置いておこうと思います。


yosakoi dance


よさこいもあり。会場を彩ります。


inoue san and me


研ぎ師の井上聡さんも来てくれたり。
最高のお天気の中、午後からは実演に入ります。


demonstration1.jpg


進行役は、嘉仁(よしえもん)さん扮する忍者さんです。
嘉仁(よしひと)さんは、 NPO法人 生涯学習サポート兵庫に所属され、「ぶんちゃか座」の座長として広く活躍されています。
嘉仁さんの天性と思える人を惹き付ける魅力。素晴らしいです。
私たちの緊張を解きほぐして下さり、またご来場いただいた皆様にも、笑いもありながら、リラックスした雰囲気の中、しっかりと刀について学んでいただけるよう、そして私たちが説明できるようエスコートして下さいました。


demonstration2_20141028172411bb3.jpg


まずは火造りから。
手槌のみで刃を打ち出していき、刀の姿に形成していく行程です。
日頃、見学にお越し下さった方には、鍛練をご覧いただく事が多いのですが、違う工程をお見せするのも良いなと感じました。


demonstration3.jpg


石田刀匠が上手く説明してくれましたので、私は実演に集中できました。


demonstration4.jpg


石田刀匠は、独立後、群馬県の富岡市に鍛刀場を構えたことから、普段はなかなか会う事がありません。
しかし、師匠 河内國平の下で修業し、何年も一つ屋根の下で過ごして来ましたので、私の実演の進行を見ながら、最高のタイミングで説明を入れてくれました。
私は、ご存じの通り、言葉足らずで説明下手です。そこを上手くカバーしてくれました。
まさに「阿吽の呼吸」です。
実演中、懐かしい修行時代が蘇って来ました。


demonstration5.jpg


次に、土置きです。
丁子、互の目、直刃の土置きをし、皆様にご覧いただきました。

刀工にとっては日常の当たり前の事に皆様が興味を頂いて下さったりと、そのギャップも楽しかったですね。
ご来場の皆様から、また新たな気付きを得ました。
今後に生かしたいと思います。


demonstration6.jpg


最後に、嘉仁さん、石田刀匠、そして私で記念写真。
私たちの表情からも、最高のイベントとなった事がおわかりいただけるかと思います!


himeji castle


この度の実演では、兵庫県教育委員会の方々を始め、博活プロジェクトの皆様、そして兵庫県立歴史博物館の方々のご理解とご協力を得て、実現致しました。
また当日は、私をいつも応援して下さっている方々も、ウェブサイトやブログを見て駆けつけて下さいました。
皆様の温かさが何よりの私のエネルギー源になります。
感謝の気持ちでいっぱいです。
ご来場下さった皆様が、刀について魅力を感じていただけた事を願っています。

そして、最後に。
実演の日まで、準備等無理なお願いを気持ち良く引き受けてくれた石田刀匠、本当にありがとう!
金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」の詩のように、お互い刺激し認め合いながら、作品を作って行きましょう。



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対談企画「鉄の晶(きらめき)~播磨の職人魂~」のお礼 

対談企画「鉄の晶(きらめき)~播磨の職人魂~」は無事終わりました。
本当に多くの方がお越し下さっていました。

版画家の岩田健三郎氏が進行役になって下さり、三浦勝弘氏(株式会社三浦技研会長)と昨年完成したコラボレーションのアイアンについて、そして職人として、作家として今まで生きてきて学んだ人生観や、これからの思いなどお話させていただきました。

対談の前に、岩田さんとはじめこの度の対談を企画下さった兵庫県そして市川町の方々が鍛刀場にお越しになり、仕事を見て下さっていましたので、対談の中でも、見学の限られた時間の中で、岩田さんがよく私の事を理解下さっている事に驚きと共に嬉しさでいっぱいになりました。
お蔭であまり緊張なく、自然体で話す事が出来ました。


talk event1


三浦会長とは、アイアン完成まで何度もお会いしておりましたが、対談を通して、ものづくりに対する考え方を改めてお聞きし、やはり「神の手」と言われる理由が会長にはあると実感しました。

私は今41歳ですが、会長のような年の重ね方をして行きたいです。
人として本物であるかは、作品を見ればわかるのではないでしょうか。
自分自身を着飾る事では、決してありませんね。

talk event2

そして、兵庫県市川町と言う町に感じる事。

数年前オペラを聴きました。
歌い終わられた後、オペラ歌手の方がこうおっしゃいました。
「国が豊かであれば文化が栄え、文化が栄えると人の心が豊かになります。今後も私が歌をこうして歌い続けられる国であってほしいと心から願っています」と。

市川町は小さな町ですが、様々な分野の催しを企画されています。
催しの質は大変高いです。
そして、住民の方々がその催しに参加され、その中で多くの事を学ばれています。


Legend_Katsuhiro Miura


私は今こうして故郷である町で刀を打っています。
意識せずともここで育ちながら見た景色や人との関わり、故郷の全てが私の作品の原点です。
今は難しい事ですが、心と時間に余裕ができれば、自分にできる恩返しをしたいと思います。

そして、最後に上のアイアンの写真ですが、コラボレーションのアイアンが完成した日、三浦会長からいただいた私の宝物です。
多くの言葉はなくとも、会長の温かい思いをこのアイアンに触れる度感じています。

この度の対談に関わって下さった方々、そして会場にお越し下さった皆様との出逢いに心より感謝します。
ありがとうございました。

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トークイベント at Miraikan 

事後報告になりますが、4月29日(水)、日本科学未来館にて船大工 佐野末四郎さんと対談させていただきました。
私が上京した数日前にオバマ大統領がお越しになった事もあり、あまりの人の多さに驚きました。

talk event at Miraikan1

日本科学未来館の1階でトークイベントを行いました。
設備も充実しており、自分では会場やお越し下さった皆様をイメージして、トークイベントに備えたつもりですが、やはりその場の雰囲気に緊張しました。

talk event at Miraikan2

茂木貞純先生の「式年遷宮にみる日本のものづくり」のお話です。
伊勢神宮の式年遷宮については、昨年大変話題になりました。
しかし、それまでの間どのように多くの職人がかかわり、20年と言う長い歳月をかけ、どのように次の20年に技術を継承していくのか、またその意義について大変勉強になりました。

talk event at Miraikan3

そしていよいよ佐野さんと私のトークイベントです。
まずは、それぞれに自分の仕事について10分程度ですが、自己紹介も兼ねて説明しました。
佐野さんは、講演に慣れていらっしゃり、大変説明上手で、益々緊張しながら待ちます。

talk event at Miraikan4

私は、一振の刀ができるまでの工程を、日刀保たたらで作られる玉鋼の紹介からしていきました。
多くの方に理解いただくよう、「できるだけ分かり易く」を心がけ話しました。

talk event at Miraikan5

次に、お互いの仕事道具を紹介しました。
佐野さんは、船を4年かけて製作されます。もちろんすべて手作業です。
道具の一つに、のこぎりがありました。そののこぎりが兵庫県の三木市の鍛冶屋さんから購入し、長年愛用されているものだと知り、大変嬉しく思いました。



talk event at Miraikan6


そして、私が使う道具の説明に入りました。
皆様がご存じの通り、刀鍛冶はすべての道具を修行中、自分で作ります。
私にとっては、ごく当たり前の事ですが、会場の皆様が驚いて下さったので、ブログでも道具の説明を今後していっても良いなと思いました。

最後は、「これからのモノづくりについてメッセージをお願いします」でお互いのものづくりへの想いを述べました。

佐野さんは、船大工です。
しかし、船は大きいですから、会場へ持ち込み皆さんに見ていただく機会がなかなかありません。
そのため、日本の木工技術の素晴らしさを日本だけでなく世界にアピールするため、マホガニーバイクを製作されました。
このバイクには、日本の和船の製造技術が生かされています。
「船もバイクも、人が乗る限り命がかかっている。だからこそ、その命を守るために私も命をかけて仕事をしている。」とおっしゃった言葉が心に響きました。
佐野さんは、写真でもおわかりいただけるかと思いますが、大変お洒落でダンディーな方です。

しかし、佐野さんの手。
前日、いやその日の朝まで仕事をしていらっしゃった事がうかがえる手です。
手は大きくごつごつし、切り傷がありました。
私の仕事の様に、避ける事の出来ないやけどと同じです。(失敗したからと言うものではありませんので、くれぐれも誤解しないで下さい。)
本物だと私が確信する瞬間です。
そう言う職人の方と会う時、私はいつも嬉しくなるのです。

一方、私はと言うと、コンクールも終わり、仕上げ仕事が多い日が続いていましたので、この日はきれいな手をしていました。そんな自分が恥ずかしくなりました。

こうして、無事トークイベントが終了しました。
その後の打ち上げでも、お世話になった未来館の方々や茂木先生、佐野さん達と大変楽しい時間を過ごさせていただきました。
素晴らしい出会いに心から感謝します。

ありがとうございました。





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トークイベント(日本科学未来館)について 

先日、告知しました通り、日本科学未来館にて4月29日(火)、船大工 佐野末四郎さんとのトークイベントに参加します。
会場にお越しでない方も、Ustreamにてライブ中継されますので、ぜひご覧下さい。

日本科学未来館のtwitterよりアクセス下さい。
https://twitter.com/miraikan

会期終了間近となりましたが、本当に素晴らしい展示です。
ぜひ皆様足をお運び下さい。

それでは、行って来ます!

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トークイベントのお知らせ 

日本科学未来館で現在開催中の「THE 世界一展」の関連イベントとしてトークイベントに参加させていただくことになりました。

私は、船大工 佐野末四郎氏との対談になります。
「THE 世界一展」が大阪で開催された際、設営の準備の時に、佐野氏の作品のあまりの美しさに心奪われ、佐野氏と色々お話させていただきました。魅力的な方でしたので、またお会いできる機会があればと思っていました。
そして、会場が東京へ移り、日本科学未来館の方から、トークイベントとして佐野氏との対談依頼を受けた時は、運命的なものを感じずにはいられませんでした。
上手く話せるか、毎回緊張しますが、自然体の自分で話したいです。

日時:2014年4月29日(火・祝日)
   第一部: 13:00~14:00
   第二部: 14:00~15:00
場所:日本科学未来館 1階インフォメーションロビー
定員:100名
参加費:無料

ウェブサイト:http://www.miraikan.jp/sekai1/event.html

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関連トークイベント「モノづくりのみなもと」

1300年続けられている伊勢神宮の式年遷宮、日本の優れた鉄の文化で生まれた日本刀、世界で唯一の木製自転車を生んだ木工技術について、それぞれの専門家や職人をお呼びしてお話を伺います。

第一部「式年遷宮にみる日本のものづくり」(仮)
講師: 茂木貞純(國學院大學教授、古宮神社宮司)
   ファシリテーター: 内田まほろ(日本科学未来館 展示企画開発課課長)

第二部「技術と伝統を受け継ぐ職人たちの仕事」(仮)
講師: 佐野末四郎(船大工)、高見國一(刀工)
    ファシリテーター: 野副晋(日本科学未来館 科学コミュニケーター)
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また、告知が遅れてしまったため、すでに申し込みは締め切られておりますが、日刀保たららの村下、木原明氏を招いての「古代たたら操業」が開催されます。
島根県奥出雲町にある「日刀保たたら」で年に数回行わているたたら製鉄の操業を公の場で公開されるのは、大変貴重な事です。鉄はどのように作られるのか、ぜひご覧いただければ幸いです。
私も近ければ行きたいです。

ウェブサイト:http://www.miraikan.jp/sekai1/event.html


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2014年4月5日(土)~6日(日)

技術保持者に直接学ぶ、世界一の製鉄技術-古代たたら操業体験

古来、日本人が育んできた伝統的鉄作り、「たたら製鉄」。本イベントでは、日本で唯一たたら製鉄法を継承している「日刀保たたら」村下(技師長)の木原明さんをお迎えし、2日間たたらの体験操業を行います。
【募集は締切りました。見学は自由です】
自由見学の方
体験操業の様子を自由にご覧ください。また4月6日(日)の午前中は、体験の一部(炉へ砂鉄と木炭を入れる)にご参加いただけます。
体験操業に参加の方
2日間にわたって全行程を体験していただきます。(申込締切済み)

※自由見学、体験操業ともに、体験の際は軍手持参のうえ、汚れてもよい服装でご参加下さい。

たたら操業指導:
国選定保存技術保持者 日刀保たたら村下・木原明
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申し込みをされていなくても、見学が自由との事ですので(日本科学未来館の方に確認済みです)、ぜひこちらのイベントにもご参加下さい。



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